土地をなるべく高値で売りたい!どんな方法がある?

公開日:2024/06/15 最終更新日:2024/06/18
土地の高価売却

不要になった土地や、相続した土地を売りたいと考えていませんか。土地を売る際は、なるべく高く買い取ってほしいものです。土地を高く売るためには、どうすればいいのでしょうか。本記事では、土地を高く売る方法や、価値の低い土地を売る際のコツを解説します。土地を売る際は、ぜひこの記事を参考にしてください。

土地をできる限り高く売る方法

土地を高く売るためには、幅広いアプローチが必要です。順番に内容を見ていきましょう。

土地の相場を把握する

まず、土地の相場を把握することから始めるべきです。国土交通省の「不動産取引価格情報検索」を利用して、そのエリアでの取引実例や価格動向を調べることが重要です

自分で大まかな相場を把握することで、売却可能額を見積もりやすくなります。また、価格相場を把握することで、悪徳業者に土地を買いたたかれる心配がなくなります。

複数査定を受ける

次に、複数の不動産会社から査定を取りましょう。机上査定と訪問査定を受け、複数社の査定額を比較することで適正な価格を見極められます。

特に、その土地が所在するエリアに強い不動産会社に依頼することで、高値での売却が期待できます。地域密着型の中小不動産店が穴場なこともあるため、リサーチが欠かせません。

土地の価値を向上させる

古家付きでの売却や境界の明確化、土壌汚染や地盤調査の実施など、土地の価値を引き上げるための工夫も必要です。

また、売却を急がず時間をかけて売ることや、広い土地は分筆することで需要を高められます。さらに、隣地と共に売却する方法や、需要の高まるタイミングで売却することも考慮すべきです。

様々な戦略を用いる

また、ハウスメーカーやディベロッパーへの売却も視野に入れるべきです。さらに、値引きを前提とした価格設定も有効な戦略といえます。こうした多岐にわたる方法を組み合わせることで、土地を高く売却できます。その際には、専門家の助言や複数の意見を聞くことが大切です。

価値の低い土地を少しでも高く売るコツ

価値が低くなりがちな土地の例としては、農地や不整形地、立地の良くない土地があげられます。価値の低い土地を高く売るための方法を考える際には、土地の特性に応じた戦略が必要です。

農地・田畑

まず、農地や田畑のような用途が限られる土地を高く売るには、農地転用を検討しましょう。

農地転用には、行政書士の専門知識が必要ですが、市町村の農業振興地域から除外してもらうことで、宅地に転用できる可能性が高まります。不動産会社を通じて専門家の助言を得ることで、効果的な手続きを進められます

不整形地・狭小地・無道路地

次に、不整形地や狭小地、無道路地などの土地は、隣地所有者やハウスメーカーなどに売却することで高値での売却が可能です。隣地所有者に購入を打診するか、隣地を買い取った上で隣地と共に売却することで、需要を高められます。

また、ハウスメーカーやディベロッパーに土地を買い取ってもらうことで、長期的な視点で価値を引き上げることができます。

立地が良くない土地

最後に、立地の良くない土地についてです。立地が良くないと需要が低いとされる場合がありますが、閑静な住宅地など需要がある場合もあります

立地の特性や需要を見極め、適切な販売戦略を立てることが重要です。また、地域密着型の不動産会社に相談することで、新たな需要や販売戦略を見いだせるかもしれません。

土地を売る際にかかる費用を紹介

土地を売却する際には、さまざまな費用が発生します。まず、不動産会社に仲介を依頼する場合には、売却価格に応じて仲介手数料がかかります。

この手数料は、土地の売却価格に応じて異なり、200万円以下の部分では売却価格の5%+消費税、200万円を超え400万円以下の部分では4%+消費税、400万円超の部分では3%+消費税が一般的です。

ただし、売却価格が400万円を超える場合は「売却価格×3%+6万円」でも算出可能です。古家の解体が必要な場合には、解体費用もかかります。木造の場合、1坪あたり3万円から5万円程度かかり、全体で100万円から200万円程度が一般的です。

ただし、状況によってはさらなる費用が発生することもあります。土地の名義変更には登記費用がかかります。これには司法書士報酬や登録免許税が含まれ、買主側が通常負担します。

また、測量費用も発生する場合があり、土地の形状や隣地の状況によって異なります。抵当権の抹消も必要な場合があります。この際には司法書士報酬や登録免許税がかかり、売主が負担することが一般的です。

さらに、住宅ローンが残っている場合には、繰上げ返済手数料も発生する可能性があります。これらの費用は、土地を売却する際に考慮すべき重要な要素です。費用の詳細や金額は、土地の状況や地域によって異なるため、事前に詳細な見積もりを取ることが重要です

まとめ

土地を高値で売るためには、相場を把握し、複数の査定を受けることが大切です。また、土地の価値を向上させる工夫や様々な売却戦略を用いることで、需要を高め、高値での売却が可能となります。さらに、価値の低い土地を高く売るためには、土地の特性に応じた戦略を立てることが不可欠です。そして、土地を売却する際には様々な費用がかかりますが、その費用についても事前にしっかりと把握し、計画を立てましょう。

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